夏期海外研修で行った韓国留学は
私にとって初めての海外渡航
韓国に興味を持ったのは高校生の時でした。KーPOPが大好きになって何度も音楽を聴くうちに、歌詞の意味が知りたいと思うようになったんです。1年次から韓国語の授業を履修して勉強をスタートすると、だんだん楽しくなってきて、今度は身につけた韓国語がどのくらい現地で通用するのか確かめてみたくなりました。そんな時に見つけたのが、国際交流課が発信していた韓国留学の情報です。

そこで2年次の夏休みに、学生交換事業の夏期海外研修で、韓国の大田大学校へ18日間ほど語学留学しました。私にとっては初めての海外渡航。車が右車線を走行していたり、学食のビュッフェにたくさんのキムチが並んでいたり、トイレットペーパーを流してはいけないといった生活のルールなど、驚くことばかり。日本の当たり前が、国が変われば当たり前ではなく、同じアジアでも生活や文化の違いがあると知りました。
同じタイミングで留学したのは、全学部から申請が通った10人の学生です。2人1部屋の大学寮で暮らしながら、午前中は自由に過ごし、午後から大学に行って韓国語の授業を受ける生活を送りました。

韓国人の先生による韓国語の授業は、日本語が使えず、これまで学んできたレベルよりも高いものだったので、自分の語彙力の少なさを痛感。「これは予習しないとまずいね」と寮で同室だった友人と話し合い、一緒に勉強したこともいい思い出です。
大田大学校で、私たち留学生をサポートしてくれたのは国際交流スタッフやバディと呼ばれる現地の学生たちです。韓国語が分からない時は、日本語が上手な学生がサポートしてくれたこともありました。また、バディと一緒にサムギョプサルを食べに行ったり、新世界百貨店に行ったり、EXPOハンビッタワーに連れて行ってもらうなど観光を楽しむ時間もありました。日本に興味がある学生たちがサポートしてくれたので、意識したのは韓国ドラマや日本のアニメのように共通の話題を探すこと。日本のアニメ好きから日本語が堪能になった学生もいて、影響力の大きさを実感しました。

現地に行って自分で経験しないと
分からないことがあると知った
授業はもちろんですが、なにより現地の学生と話す機会が語学力を磨いてくれたと感じます。留学生活では、いつもよりも積極的に自ら話しかけなければ友人の輪が広がりません。ですから翻訳アプリなどを使って「その服、似合っているね」といった会話のきっかけになるフレーズや、挨拶の言葉を調べて準備しておき、自分から声かけするようにしました。買い物に出かけた時は、現地の人が使っている言葉を真似してみることも。間違ってもいいから、韓国語で話しかけようと意識しました。

国としての日韓関係は必ずしも良い面ばかりではありません。しかし、私が現地の人たちとコミュニケーションを取りながら感じたのは、国や言葉が違っても、人と人は仲良くなれるということ。初めて海外へ行って、たくさんの人の優しさに触れ、現地に行かなければ分からないこと、現地でしか感じられないことがあると実感しました。日本人旅行者が珍しい大田の町で、私たちを見かけた韓国人が「日本が好き」と話しかけてくれた出来事もうれしい思い出です。同時に海外へ行って、今まで気付かなかった日本の良さも再認識できました。

空港での別れ際に涙を流してくれた学生は、今度、日本に留学した際に、北海道まで遊びに来てくれるそうです。留学を通して韓国語を学ぶ意欲がさらに深まったので、韓国語の資格取得にも挑戦するつもりです。そして4年次に就職活動が終わったら、今度は長期留学するという新たな目標ができました。
