経済学科 資格・就職

資格を取るたび 進みたい 道が見えてきた。

経済学部2部 経済学科4年 上村 颯 旭川大学高校(現:旭川志峯高校)

在学中にいくつもの資格取得に取り組んできた上村さん。勉強を重ねる中で、「自分は何に興味があるのか」が少しずつ見えてきました。1年次から計画的に学び、会計事務所でのアルバイトやインターンシップにも挑戦。上村さんにとって、資格はゴールや勲章ではなく、進みたい方向を確かめるための羅針盤でした。

資格が、次の一手を教えてくれた。

公務員に強い大学を探す中で北海学園大学を選びました。学費が抑えられ、時間を有効に使えることから、夜間部(2部)に進学。日中は、資格の勉強とアルバイトが中心で、たまに友だちと遊ぶ、そんな大学生活でした。

入学前から、卒業までに資格を3つ取ろうと決めていました。最初に挑戦したのは1年次の夏休みに取得したFP(ファイナンシャルプランナー)3級です。ただ、勉強するうちに物足りなくなって2級にも挑戦しました。就職活動のためというより、税金やローン、金融など、生活に関わるお金のことを知っておけば、将来役に立つと思ったからです。

次に興味を持ったのが会計でした。簿記2級を取得し、さらに会社の数字を分析できるようになりたいと思ってビジネス会計検定2級にも挑戦しました。知識が増えるにつれ、実務も経験してみたくなり、2年次の10月から会計事務所でアルバイトを始めました。

その後、将来を見据えて金融の知識も身につけたいと考え、資産運用を学べる証券外務員一種を取得。さらに証券の分野も突き詰めたくて、就職活動と並行して、証券アナリストの資格にも挑戦しました。

結果的に、目標以上の資格を取得できたのは、計画的に取り組めたからだと思います。「この資格を取るには何カ月くらい必要か」を考え、試験日から逆算して勉強を進めていました。最初からすべてを決めていたわけではなく、面白いと感じた分野や、興味が広がったものを選んでいった感覚です。資格を取るたびに自分のやりたいことが少しずつ固まっていきました。

動いた分だけ、視野が広がった。

就職活動を始めたのは2年次の12月頃です。早いほうだったと思います。興味のある業界や企業のインターンシップ、イベントには、できる限り参加するようにしていました。インターンシップではグループディスカッションを行うことが多かったのですが、毎回のように司会を務めました。最初はみんな様子見でなかなか話し始めないので、口火を切ってあいさつをすると、そのまま司会役になることが多かったんです。

ディスカッションでは、限られた時間の中で成果物が求められます。そこで、頭の中である程度ゴールを想定しながら議論の流れを組み立て、一人ひとりの発言を引き出したり、話を整理したりする力が自然と身につきました。

証券、銀行、不動産など、さまざまな業界の選考を受ける中で、次第に銀行で働きたいという気持ちが強くなっていきました。その中でも、メガバンクではなく地方銀行に魅力を感じるようになりました。メガバンクでは大企業を対象に仕事をすることが多く、やり取りするのも財務や経理の担当者が多いと思います。一方で、地方銀行や信用金庫では、企業の代表者と直接話す機会が多い。そのほうが、仕事として面白そうだと感じました。最終的に地銀に絞り、北海道銀行から内定をいただきました。

銀行には個人向けと法人向けの仕事がありますが、どちらにも興味があります。個人の資産も、会社の経営も、金融という土台は同じだと感じているからです。まずは与えられた仕事に向き合いながら、自分の興味のある分野を見つけ、専門性を高めていけたらと思います。

大学4年間は、自分のやりたいことをじっくり考え、突き詰められる時間です。チャレンジしたことをきっかけに、興味が広がることもあります。私の場合は、資格取得から関心が生まれ、自己分析につながり、進路が定まっていきました。その積み重ねが、最終的に今の就職先につながったと感じています。