政治学科

公務員と先生 2つの夢へ 一歩ずつ。

法学部1部 政治学科3年 林 真菜 北海学園札幌高校

公務員を目指して法学部に進学した林さん。現在は公務員試験の勉強に取り組む一方で、教職課程も履修し、公務員と社会科教員の2つの夢を追いかけています。教職課程の模擬授業では先生役として実際に授業を行います。伝えることの難しさと同時に、授業を組み立てる面白さも実感しているそうです。

子どもからお年寄りまで、みんなの役に立つ公務員に。

高校時代にコンビニエンスストアでアルバイトを始め、幅広い年代の方と関わる楽しさを知りました。将来は、そうした人とのつながりを大切にしながら地域社会に貢献できる地方公務員になりたいと思い、法律や政治の仕組みを幅広く学べる法学部を志望しました。

これまでの授業の中では、公共政策の講義が特に印象に残っています。移住対策として給食費を無償化した自治体を題材に、新聞記事などを通してこの事例を掘り下げました。

最初は、「給食費がタダになったら子育て世代が多く移住するのだろう」と考えていましたが、実際には期待したほど成果は上がらず、さらに近隣地域から人口が減るという問題も起きていたことを知りました。授業を通して、公共政策の難しさや奥深さを学びました。

現在は、来春に始まる公務員試験に向けて勉強を進めています。秋からは学内の公務員講座にも参加予定で、「いよいよ本格的に始まるんだ」と気が引き締まる思いです。

難しさもやりがいも、経験できた模擬授業。

公務員のほかに、もう一つ夢があります。高校の先生になることです。

高校時代、私は吹奏楽部で、みんなで頑張って東日本大会に出場することができました。顧問の先生が親身になって指導してくださったおかげです。お母さんのように優しく、面白く、でもときには厳しい先生の姿を見ているうちに、私もこんな先生になりたいと思うようになりました。

北海学園大学の法学部では、中学・高校の社会科教員免許を取得できます。教職課程では2年次から模擬授業が始まり、学生が1人ずつ先生役となって、ほかの学生の前で45分間の授業を行います。

私は模擬授業で、京都の景観条例を取り上げました。京都では歴史的な景観を守るためにさまざまなルールが設けられています。北海道と京都のコンビニエンスストアの外観を比較したり、条例が施行される前と後の町並みを見比べたりしながら、条例によって地域がどう変わったのかを説明しました。

その中でグループワークを行い、条例のメリット・デメリットについて話し合いってもらいました。最初は私の説明が不十分でみんなを混乱させてしまい、伝えることの難しさを痛感。でもその後は、クラスのみんなが積極的に意見を出し合ってくれたおかげで、議論が盛り上がり、ほっとしました。

9月には母校の北海学園札幌高校での教職課程インターンシップに参加します。インターンでは支笏湖遠足をサポート。支笏湖遠足は、真駒内から支笏湖までおよそ23kmを全校生徒で歩く恒例行事です。私たちインターンの学生は、道中でごみ拾いをしつつ生徒を励ましながら、一緒にゴールを目指します。23kmもの距離を歩くツラさを知っているだけにちょっと不安ですが、懐かしい先生方や新しい後輩たちに会えるのが楽しみです。

今後も、小・中学校での学生ボランティアや、裁判所でのインターンシップなどに参加しながら、公務員と教員という2つの夢に向かって、たくさんの経験を積んでいきたいと思います。