法律学科
<法学部トピック>

一人ひとりの歩みで、 法曹の道へ 一歩踏み出す。

本学法学部は、北海道内で唯一の法科大学院である北海道大学法科大学院(以下、北大ロー)と連携した法曹養成プログラムを有しています。このプログラムで学ぶと、所定の条件を満たすことで3年間での早期卒業が可能となり、5年一貫型教育選抜や開放型選抜など、一般試験とは異なる受験方式でも北大ローに挑戦できます。このプログラムを活用して早期卒業と北大ロー(2年課程)への進学が決まった永田惺稜さんと、4年次に北大ローおよび複数の法科大学院受験に挑戦する八木蒼生さんにプログラムのメリットを教えていただきました。

[法曹養成プログラム参加](写真右から)

法学部1部 法律学科3年 八木 蒼生
(青森県立弘前中央高校出身)

法学部1部 法律学科3年 永田 惺稜
(北海道札幌平岡高校出身)

北大ロー受験の選択肢が広がる
法曹養成プログラム。

――まずは、法曹養成プログラムの仕組みを教えてください。

【永田】法律を扱う専門職、法曹三者(弁護士・裁判官・検察官)になるためには、司法試験に合格して法曹資格を得る必要があります。また、司法試験を受験するためには、法科大学院(ロースクール)を修了するか、予備試験に合格するかの2つの道があります。

【八木】法曹養成プログラムで学んだ学生は、一定の要件を満たすと北海学園大学を3年間で早期卒業することが可能になります。また、面接のみで受験できる5年一貫型教育選抜や、面接と論文式試験のみで受験できる開放型選抜のように、一般選抜試験以外の特別な選抜方式が加わり、受験方法の選択肢が広がるメリットもあります。ちなみに北大ローには2年課程と3年課程があり、最短で各課程の最終年次に、司法試験に挑戦することができます。

――法曹を目指すようになったきっかけを教えてください。

【八木】高校生の頃から、漠然と公務員や司法書士のように法律に関連した仕事に就きたいという思いがありました。法曹を意識したのは1年次の春です。法曹養成プログラムの説明を聞いて、いつの時代も必要とされる資格であると感じ、手に職をつけたいという思いもあって2年次に上がるタイミングで法曹養成プログラムに登録しました。

【永田】子どもの頃に検察官が主役のテレビドラマを観て以来、法曹の道に進みたいと思うようになりました。大学説明会の時に教えていただいたので、法曹養成プログラムの存在は知っていましたが、本気で法曹を目指そうと思うようになったのは、弁護士として活躍されている実務家教員の先生の話を聞いたことがきっかけでした。とはいえ自信が持てず、1、2年次は迷っていて。後に北大ローへ進学した先輩や先生と話す機会を得たこと、全教科のGPA3.3以上という条件をクリアしていたことも背中を押し、2年次の秋に挑戦しようと心を決め、3年進級時にプログラムへ登録しました。3年次に面接のみの5年一貫型教育選抜で北大ローを受験し、2年課程に合格しました。

3年間で卒業し、
最短コースで司法試験受験を目指す。

――法曹養成プログラムのメリットはどんな点ですか?

【八木】やはり、筆記試験なしで北大ローに進学できる点や、3年次および4年次に挑戦できる選択肢が増えることが、法曹養成プログラムの大きな魅力だと思います。条件を満たす必要がありますが、面接のみで受験できる5年一貫型教育選抜や、面接と論文式試験のみで受験できる開放型選抜で挑戦できれば、筆記試験対策に費やす時間を、学説や判例といった法律本来の面白さを学ぶ時間に充てられます。ちなみに受験方式の申請は、3年前期の成績が出る前に締め切られるため、どの方式で受験するかは、2年次の成績に左右されます。

【永田】「5年一貫型教育選抜」や「開放型選抜」の受験は、一般選抜よりも前に実施されます。私は面接のみの「5年一貫型教育選抜」での合格を目標にしていましたが、もしも落ちてしまった場合は一般選抜に再挑戦しようと考えていたんです。北大ローに挑戦する機会が増えることも、このプログラムのメリットだと思います。

――目指す専門職と、今後の抱負を教えてください。

【永田】もともとは検察官志望でしたが、大学で出会った弁護士として活躍される実務家教員の先生の話を聞くうちに、弁護士にも惹かれるようになりました。先生は「町弁」と呼ばれる、町の人たちにとって身近な弁護士の先生です。検察官は犯罪の被疑者を対象にするので、世間から一歩距離のある存在ですが、身近な人に寄り添う弁護士にも魅力を感じ、現在は検察官と弁護士の両方を視野に入れるようになりました。北大ローは学生数に対する教員数が多く、学生も含めて頼れる人が多い環境の中で学べることがとても楽しみです。司法試験受験の最短コースでもある2年次在学中の受験を目指して勉強に取り組むつもりです。

【八木】私は裁判官を目指しています。裁判官は身分保障が憲法で決められていて、立場が守られている存在だからです。私は4年次に北大ローおよび複数の法科大学院の受験を目指しているので、永田さんに続いてロースクールに入学できるよう、残りの学生生活を悔いなく過ごしたいと思っています。